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高断熱・高気密の秘密は断熱材

独自のFPウレタン断熱パネルが理想の室内空間設計を可能にします

「高断熱化」「高気密化」することは、目的ではなく健康で快適な生活をするためのステップであるといえます。
住む人の健康と快適さを守るために、適正な温度と湿度、クリーンな空気が保たれなければならず、そのために、建物構造の「高断熱化」「高気密化」が必要不可欠です。

独自に開発した高性能ウレタンパネル

「FPの家」の最大の特徴は、断熱材として、独自に開発したウレタンパネルを採用していることです。 生産工場での製造過程では、木枠パネルにウレタンを注入発泡しプレスをかけて、製品化します。 このように圧力をかけることで、密度の高い硬質ウレタンとなりさらにウレタン樹脂成分が木枠と密着し、パネルと木枠が一体となって強さが高まります。

FPウレタン断熱パネルの断熱力は5.5

断熱力(熱抵抗)=使われる断熱材の厚さを熱伝導率で割った数値です。数値が高い程、断熱力があります。実際の硬化を比較する際に用いられます。 標準で105mmのFPウレタン断熱パネルを使用する「FPの家」の断熱力は5.5。他の工法と比べても高い数値を示していることがわかります。

ウレタンフォームの熱伝導率 0.019w/mk

パネルに使われている硬質ウレタンフォームの断熱性能を表す「熱伝導率」は0.019w/mk以下で、断熱材としては最高レベルに近いものです。

住宅の気密性を表す数値(C値)
「FPの家」相当隙間面積0.40㎠/㎡(全国平均値)
●最高値:0.10㎠/㎡

住宅の気密性とは、バケツから水が漏れるのと同様に、家からどれだけ空気が漏れるかを表す性能のことです。 つまり、住宅にあいた隙間がどれくらいあるかを数値で表したものが気密性で、これは「相当隙間面積(C値)」を実測することで比較できます。

住宅の気密性を表す数値(C値)
「FPの家」相当隙間面積0.40㎠/㎡(全国平均値)
●最高値:0.10㎠/㎡

住宅内部の熱は窓や屋根など家全体から逃げています。各部位から逃げる熱損失量を合計し、外気に接している部位の面積で割ったものが「外皮平均熱貫流率(UA値)」です。
UA値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高くなります。
「FPの家」では全棟でUA値計算を行い、その平均値は0.39w/㎡k。
断熱性の高い設計を徹底し、高性能を実証しています。

1㎡当たりの隙間が9~10c㎡程度

気密性に配慮していない一般の住宅

1㎡当たりの隙間実測平均で0.4c㎡の「FPの家」はそのおよそ20分の1。
気密性の高さを実証しています。

気密性に配慮していない一般の住宅

気密化の方法

FP工法の場合、工場で製作された断熱パネル(FPパネル)を現場で組み立てますので、断熱・気密の性能面でも、均一性が高く品質が維持できます。 FPウレタン断熱パネルそのものに気密性がある為、現場では、パネル相互(または構造体)との接合部の処理をすることによって気密施工が完了します。接合する際の気密テープは長期間隙間が出ない耐久性の高いものを使用しています。
また、給排水の配管やコンセントボックス、電気配線の施工を行う際も、パネルとの間にできる隙間にウレタンを注入。さらに気密テープでしっかりと隙間を無くす徹底した気密処理を行います。 他の断熱材では経年変化により隙間ができてしまう部分も「FPの家」は建築時と変わらない性能を保ち続けることができます。

気密化の方法

壁内結露をゆるさない水に強いパネル

壁内結露をゆるさなない水に強いパネル

「FPの家」で使われるFPウレタン断熱パネルは、水に非常に強い硬質ウレタンを使用し、さらに工場で強力な圧力をかけ隙間なく成型しています。 硬質ウレタンフォームとその網の目に包まれた小さな独立気泡の集合体により、水にも湿気にも強く、経年変化も性能劣化も少ない耐久性に優れたパネルとなるため、結露を防ぐことが出来るのです。

壁内結露はなぜ起こる?

壁内結露のメカニズム

水蒸気を蓄えた暖かい空気は壁(断熱材)の内部に侵入します。温度が低い方に流れる水蒸気圧の性質から、冬は屋内から屋外に、夏は屋外から屋内へと移動します。 この時、温度低下によって飽和水蒸気量を超えるポイントがあり、そこに水蒸気が侵入すると内部結露が発生します。
内部結露を防ぐ手段は壁の中に低温部分をつくらないこと。そして低温部分に水蒸気を入れないことです。
一般的には7℃前後の温度差が生まれると結露が始まると言われてますが、水蒸気量が多ければ多いほど水と変化する量も増えるのです。

壁内結露のメカニズム

結露は壁紙を汚し、
窓を濡らすだけではありません

目に見えないから恐ろしい壁内結露
壁内結露は現代の建築と冷暖房が生んだ、家の慢性病。

躯体性能の低下

壁内結露は躯体を腐らせてしまう可能性があります。

断熱性能の低下

壁内結露は断熱材のずり落ちの原因となり、その性能を著しく低下させます。

品質の低下

余分な水分により窓枠や壁などの品質劣化を招きます。

健康への被害

余分な湿度はカビ・ダニの温床となりアトピー等の健康被害の原因となります。

気密施工と計画換気

気密施工と計画換気

徹底した気密施工+24時間計画換気で健全な室内環境を実現

隙間風が自由に入り込む気密性が不十分な家では断熱効果は半減し、計画換気もできません。
また、部屋ごとに温度差があるような不完全な断熱の家で気密性を高めると結露の原因になります。
「断熱と気密」「換気」はそれぞれに高精度で実現されてこそ、真の効果を発揮します。

施工プロセスからとことんこだわった、徹底した気密施工

気密とは住宅の隙間を出来るだけ減らし、家の中の空気を外に漏らさないようにすること。断熱性能と相まって結露の発生を防ぐ力を発揮します。 また、柱と柱の間に組み込まれたFPウレタン断熱パネルは、さらに専用のテープで密閉され厳重な気密対策が施されています。パネルと柱・梁との接合部はもちろん、窓などの開口部にも貼られ、徹底した気密対策が図られます。

壁内結露のメカニズム

24時間計画換気でクリーンな室内環境を実現

計画換気を行う目的は、衛生的で健康的な室内環境を実現し、ぜんそく、アレルギーやアトピーなどの現代病にもかかりにくい住まいとして、適切な基本性能を確保することです。 住宅の中の空気は、家具、建材、人体などから発生する様々な物質や、生活の中で生じるほこりやチリ、生物的汚染物で汚れています。 これらの物質が人体に悪い影響を及ぼさないように、汚染物質や水蒸気を排除し、新鮮な空気を供給するのが計画換気です。
「FPの家」は主に第3種換気で24時間換気を採用しています。機械によって汚れた空気を排出し、給気口から新鮮な外気を必要なだけ計画的に取り入れます。

壁内結露のメカニズム